ファッション雑誌を初心者が読まない方が良い3つの理由
あなたは普段、ファッション雑誌を読んでいるだろうか。
「MEN'S NON-NO(メンズノンノ)」、「smart(スマート)」、「Safari」等々、これ以外にも様々な雑誌がある。
これからファッションを学ぼうとして、そういった雑誌を読んでいる、もしくは読もうとしている方もいるかもしれない。
確かに、服について勉強したり情報を得る為に雑誌を読む、というのはよく聞く話だ。
一般的におしゃれな人は雑誌を読んでいるイメージが定着しているのかもしれない。だから、自分もおしゃれになる為にと雑誌を読むのは真っ当な行動とは思う。
しかし、私はファッション雑誌を読むことをおすすめしない。
特にあなたがファッションのことをまだあまり理解していない初心者であるならばこういった雑誌を読むのはぜひ避けて欲しい。
その理由は3つある。
1.一般人が参考にできるコーディネートが少ない
まず何よりも、これが一番大きい。
実はファッション雑誌というのは、一般人が真似できそうな服の組み合わせを紹介しているケースがほとんどないという現実がある。
具体的な理由はいくつかある。
・そもそも読者に真似してもらうことを想定していない
・モデルやブランド、雑誌そのものに印象を残す為、あえて華やかなコーデを掲載している(普通にそれで街を歩いていたら浮いてしまうくらいの)
・紹介されているのは広告主(お金を払っているブランド)の商品のため、本当に良いアイテムが紹介されているとは限らない
etc...
こういった理由から、雑誌のコーディネートをそのまま自分のコーディネートに取り入れるのは、非常に危険な行為なのだ。
2.ファッション上級者向けの人をターゲットにしている雑誌が多い
上記の理由とも重なるが、この類の雑誌というのはある程度ファッションを理解している人向けに作られているものと考えていい。
雑誌で掲載されているコーディネートは、非常に難易度が高いのだ。
はっきり言って、雑誌に載っているコーディネートは、ファッションの基本からかなりはずれた組み合わせをしているケースが圧倒的に多い。
こういったものをファッション初心者が読んだとしても、うまく着こなすのは非常に困難なのだ。
例えば小学生に高校の教科書を読んでも理解できるわけがないのと同じだ。
基本がわかっていないビギナーがいきなり雑誌のコーデに手を出すべきではない。
3.高級ブランドばかり掲載する傾向が強くなっている
知っている方も多いとは思うが、昨今のファッション雑誌はかなりの不況だ。
ネットが発達したことにより、ブランドやトレンドの情報が雑誌を読まずともわかる時代になった。
この為、雑誌の影響力は確実に小さくなり広告を掲載する必要がない、と判断するブランドが増えてきている。
こういったこともあり、雑誌は客単価を高くキープできるハイブランドの商品ばかりを扱わざるをえない状況なのだ。
しかし、現在のファッション動向としては、「ハイブランド離れ」が顕著になってきている。
「プチプラ(プチプライス)」という言葉が流行りだしているように、最近では低価格でおしゃれをするのがブームになっている。
高い服よりもユニクロやGUなどの安くて手軽に服が買えるブランドを多く買い、余裕があれば高い服も買ってみる。そんな時代になってきているのだ。
ファッション雑誌は、今のファッションブームから逆行していると言わざるをえないだろう。
ファッション初心者にとっても、高い服を買うよりもまずは低価格でも使いやすいアイテムを多く手に入れて欲しい為、雑誌で掲載されるような高いアイテムはできるだけ避けた方が無難だと言える。
まとめ
上記の理由から、ファッション雑誌は初心者にはおすすめしない。
雑誌から情報を得るのは、ファッション基本を理解した後、「もっとおしゃれになりたい!」と思ってから読み始めるくらいでちょうどいい。
ヘタに役に立たない情報をたくさん得るよりは、今自分に必要な情報だけを得てそれ以外の情報はシャットダウンするくらいでいいのだ。
ファッション雑誌を初心者が読まない方が良い3つの理由
1.一般人が参考にできるコーディネートが少ない
2.ファッション上級者向けの人をターゲットにしている雑誌が多い
3.高級ブランドばかり掲載する傾向が強くなっている
P.S.
雑誌の付録はたまにいいものがあるので、それ目当てに買うのは全然アリだと思います!笑
個人的にはsmartやMonomaxに当たりの付録が多い印象ですね。^_^